秋色に染まる香嵐渓
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今回のテーマは、秋色の香嵐渓です。そもそも、香嵐渓の始まりは、江戸時代初期の1634年に香積寺の住職が巴川から寺の参道に至る道にお経を唱えながら楓や杉を一本づつ植えて行った始まりだそうです。
やがて、それが地域の住民に浸透していって現在の見事な景観に成長しました。11月になると、山全体がライトアップされて色とりどりの紅葉がそれはそれは綺麗に浮かび上がります。
特に、日が沈み始めるころの夕焼けの光と、ライトアップの光が絶妙に入り混じって現れる幻想的なグラデーションは言葉に言い表せない景観です。
秋も深まったある日のこと、突然香嵐渓へ行こうと思い立ってマイカーに飛び乗りました。思い立つと矢も楯もたまらず行動に移してしまうのが私の長所でもあり、短所でもあります。
行動力が有るといえば聞こえが良いのですが、時にはそれが思わぬ結果となることがあり、今回の香嵐渓見物も期待通りの収穫が有ったものの、事前の調査と準備不足が如実に表れる結果となってしまいました。
香嵐渓の紅葉を見るなら今しかない!と、思いついて飛び出したまでは良かったのですが、岐阜市から香嵐渓までの距離や、道路状況などの事前確認は全くしないで、行けば何とかなる!とばかりに突進した後が大変でした。
足助町までの道のりが思った以上に長かった上に、現地付近から大渋滞になって更に時間を費やす結果になった上に駐車場がどこも満杯で、随分離れた駐車場を利用する羽目になりました。
それでも香嵐渓の紅葉は期待していた以上に美しく、夕陽の灯りからライトアップの光に変化していくグラデーションの変化に夢中になりながら撮影をしていてふと気が付いてみれば、当たりは日がとっぷりと暮れてあたりは暗闇に包まれていました。
そこでお終いにして帰れば良かったものを、また欲を出して隣接するマンリン小路まで足を延ばしたのが失敗でした。
マンリン小路に到着した頃は既に街の明かりが消えていて人通りも無く、何処のお店も閉まっていました。
マンリン小路が何たるかも知らないで、ついでに見てやろうなんて呑気な思い付きで取った行動が、最後に思わぬ痛手を被る結果になりました。
陽の有る時は駐車場から香嵐渓までの距離がさほど気にならなかったのですが、帰りの夜道はとても長く感じて、おまけに駐車場の入り口が分からなくなって、2時間ほど探し廻る羽目になりました。
無鉄砲に飛び出した結果なので、自業自得と言えば自業自得なのですが、痛い思いをしてから悔やむいつもの悪い癖は直りそうもありません。そう、何時も反省ばかりで進歩が無いのです。
まあ、それでも香嵐渓と巴川の美しい景観を見ることが出来ので、それなりに収穫が有った一日だと自分を慰める一日でした。
実は、この日にもう一つの失敗が有りました。撮影に夢中になって大事な手荷物を置き忘れしまったのに気が付いて撮影した現場に戻ったのですが、何処にも手荷物は見当たりません。
ああ!またしでかしてしまった!と悔やみながら「もしかすると管理事務所に届けられているかも知れない」と淡い期待を抱きながら管理事務所を訪ねたら何と!届けられていたではありませんか!
届けて下さった方は、名前も告げず帰られたとのことでしたが、思わず手を合わせて届けて下さった方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そのお陰も有って身体は疲れましたが、心は温かい気持ちに包まれて結果的にはとても良い思い出が残る一日となった次第です。
我が家の猫ちゃんコーナー
最初の動画は、生後半年ころです。立てかけたマットの上が大のお気に入りで、いつもこの場所で遊んだり昼寝をしていました。ちなみにこのマットは、この子たちの鋭い爪の犠牲になって見るも無残な姿に変わり果てて粗大ごみとなり果てました。次の画像は、生後1年半くらいでご飯を食べた後の至福のひと時です。